付き合っている彼氏が自衛隊に入隊することになったけど、付き合い方はどうなるのかな?と不安になっている女性も多いでしょう。
自衛隊という未知の世界へ行ってしまう彼。今まで通りに付き合えないかもしれないのは薄々わかってはいるけど、具体的にどう変わるのか見当がつかないとお悩みの方もいるでしょう。
そんな女性に向けて、自衛隊に彼氏が入隊したらどんな付き合い方になるのかをご紹介していきます。
これからも彼氏と恋愛関係を続けていきたいと思ってる女性は必見です。
なお、彼氏が3曹昇任試験に合格し「陸曹教育隊」に行っている場合は、コチラの記事をご覧ください。
自衛隊に彼氏が入隊するとどんな付き合い方になる?
まず、自衛隊に彼氏が入隊すると大きく変わってしまうのが「生活環境」です。
今までは会いたいときに自由に会えていたのが、入隊後は会える回数がグッと減ってしまいます。
また、幹部自衛官として入隊したのか、一般自衛官候補生として入隊したのかでも少々ちがってきます。
彼氏が一般自衛官候補生として入隊した場合
入隊から3か月は「前期教育」、そのさらに3か月後には「後期教育」と言う厳しい訓練を受けます。この合計半年間は連絡頻度もかなり減るので、LINEの未読スルーも多くなるかもしれませんね。
また、前期教育は最寄りの駐屯地で行われることが多いですが、後期教育では希望した職種によって県外に行く場合もあります。
一説によると約6割の新隊員が県外へ行くらしいので、遠距離恋愛も覚悟しておいた方が良いかもしれません。
彼氏が幹部候補生として入隊した場合
入隊するとまず「幹部候補生学校」というところへ行き、約1年間その学校で教育を受けます。幹部候補生学校は、陸海空それぞれ全国に1つしかないので遠距離恋愛は必須となります。
- 自由に会えない
- 連絡が頻度が減る
彼氏が入隊すると今までに比べて、この2つが大きく変わると思っておいてください。
入隊直後に不安を感じる彼女は多数!
「会えない日が多すぎて寂しい気持ちになる」
「LINEの返事がこないから自然消滅の不安が…」
「浮気や二股をされてないか心配」
…というのは、入隊後のカップルが多く経験することです。
今までの付き合い方とはガラリと変わって不安に思うかもしれません。
そんなときは、先輩自衛官彼女さんたちの経験を参考に、寂しくて不安な気持ちを乗り越えられるよう頑張ってみましょう。
彼氏が入隊することで彼女にもメリットが!
彼氏が入隊することは悪い事ばかりではありません。付き合っている彼女にもちょとしたメリットがあります。
これからのお付き合いやデートのときなんかも役立つかもしれないので、ぜひ参考にしてください。
1、デートが少し豪華になるかも!?
彼氏が自衛官になると、デート内容がこれまでより少し豪華になるかもしれません。
というのも、もし彼氏が高卒すぐに入隊した場合、同年代の男性と比べると懐事情はかなりリッチになります。
自衛官は入隊すると自衛隊の中で生活することになるので、衣食住にかかるお金が普通の社会人と比べて少なくて済むんです。つまり、お金が溜めやすい環境なんですね。
なのでデートの時は、同年代のカップルと比べると少し豪華な感じになるかもしれません。
2、彼氏が体の引き締まったイケメンになる!?
自衛隊に入隊して彼氏が「カッコよくなった」と感じる女性は多いです。それは、入隊して鍛えたことにより体が引き締まったからかもしれません。
どんなに運動が苦手な人でも、最初の半年間の教育で腹筋が割れるほど鍛えられる…と言われる自衛隊です。イケメン自衛官になった彼氏に回りの友人たちもびっくりすることでしょう。
周囲の人たちに自分の彼氏がカッコいいと言われるのは嬉しいですよね。
3、浮気の心配が格段と減る!
自衛隊は男女の比率が男9:女1と言われています。圧倒的に女性が少ないので、普通の会社と比べると浮気の心配は各段と少ないのです。
職場恋愛に繋がりにくい環境というのは、彼女側からしても安心できますよね。
逆に自衛官の彼氏の方が「あんまり会えないし、彼女に振られたらどうしよう」と心配していることの方が多いですよ。
4、彼氏に対する親の心象が良くなる!
彼氏が自衛官だと分かると、自分の親の反応も良くなることが多いです。
自衛官は国家公務員なので安定していますし、自衛隊で身に着けた礼儀正しいふるまいは親世代からも好印象です。
もしも将来結婚することになったら…、ほとんどの親が喜んでお祝いしてくれることでしょう。
自衛隊に入隊することで彼氏自身にも色々な変化が起こります。学生時代とは違う大人らしい雰囲気に惚れ直してしまうこともあるかもしれませんね。
自衛隊に彼氏が入隊することで起こり得るデメリット
彼氏が入隊するというのは、もちろん良い事ばかりではありません。デメリットもいくつかあります。
ですが事前にしっかりと把握しておけば、お互いすれ違うことなく上手に付き合い続けていくことができますよ!
1、連絡が取りずらくなる
自衛隊に入隊するとこれまでのように四六時中、連絡がとれるかというと…そうではありません。
自衛官になると連絡が取れる時間というのは、仕事終わりの夕方頃から消灯前の22時の約4時間ほどしかありません。
その間にも、食事や入浴・靴磨き等の雑用もあるので、彼女に連絡を取れる時間は本当にわずかしかありません。
部隊によっては入隊したばかりの自衛官は、スマホの持ち込みが制限されて没収されることもあるそうです。
連絡頻度が減ったことで喧嘩に繋がることも多いので、自衛隊の生活事情を良く理解しておくのも上手く付き合いを続けていくコツになります。
2、未読スルーが増える
特に演習(長期訓練)に行ってしまうと、1週間ほどまったく連絡がとれなくなることもザラにあります。
演習は山の奥で行われることも多く、スマホの電波が届かない場所にいると彼女からのLINEメッセージも受診できません。その為、2~3日はLINE未読スルーという状態も多くなります。
音信不通になると「何かあったのかな?もしかして自然消滅?」と悪い方向に考えてしまうこともあるので、演習に行く前には事前に彼氏に教えて貰うようにしておくと安心ですよ。
3、簡単に会えなくなる
自衛官になると自衛隊の中で暮らすことになるのですが、外に出かけるには上司に「外出申請書」を出す必要があります。
なので勝手に自由に外に出歩くことが出来ないんです。デートをする際にも上司からの許可が必要なことは覚えておきましょう。
また、土日など仕事がお休みの時でも、場合によっては「残留(ざんりゅう)」といった自衛隊特有の規則やルールで外出できないこともあります。
今までのように簡単に会えなくなるのは、カップルには大きなデメリットですよね。ですが、会えない期間が長くなることで、久しぶりに会った時の嬉しさは今まで以上になります。
適度な距離間は恋愛を長続きさせるコツでもあるので、上手に利用して付き合いを続けていきましょう。
4、仕事の付き合いを優先しがちになる
入隊すると仕事のお付き合いがグンと増えます。自衛隊では飲み会を「宴会」と呼ぶのですが、この宴会の回数がとても多くなります。
団結力を重要視する自衛隊では、こうした飲み会は半強制的に参加させられることが多いです。彼女とのデートよりも、仕事の飲み会を優先しがちになります。
中には「毎年クリスマスに宴会がある」という職場もあるそうですよ。彼女側からすると怒りたくもなりますが、これは全国の自衛官彼女も同じ気持ちで耐えています。
自分の彼氏だけが酷いワケじゃないと思えると、少しは気が楽になりますよね。
5、門限がある
自衛隊の中で暮らす営内者には「門限」があります。入隊したばかりの若手自衛官なら門限は22時(夜10時)です。
デートの最中でお門限までの時間が近くなったりすと、チラチラと時計を見る回数が増えてきます。これは決して「早く帰りたい」とアピールしているわけではありません。「門限に間に合うギリギリまで一緒にたい」という気持ちの表れなので許してあげましょう。
7、転勤がある
一般自衛官候補生として入隊すると半年間の教育期間がありますが、それを過ぎると希望職種ごとに各地の駐屯地へ配属されます。 長いと10年近くその土地で勤務することもあるそうです。
幹部自衛官候補生として入隊した場合も、1年間の教育がおわったら全国各地の駐屯地へ配属されます。そこからは2~3年おきに転勤生活となるので、つねに遠距離恋愛といった状態にもなります。
遠距離恋愛に自信が無い場合は、彼のいる場所へ引越して同棲したり、早々に婚約をしてしまうのも一つの方法かもしれませんね。
彼氏が入隊後、彼女が気を付けるべきことは?
では、彼氏が自衛隊に入隊するとなったら、一体彼女はどのようなことに気をつけたらいいのか?
入隊後も彼と上手に付き合い続けていくために、彼女が気を付けておくべき5つのポイントをお伝えしておきます。
1、LINEを送りすぎない、返事を強要しない
学生時代の時は、些細な事でも毎日LINEで報告しあったりしていたかもしれません。ですが、彼が入隊直後の教育を受けているときは、頻繁にLINEを送るのは控えた方が良いかもしれません。
自衛隊に入隊した彼氏は、いきなり非日常的な生活に放り込まれます。毎日を過ごすので精一杯なのです。肉体的にも精神的にも疲労が溜まったいるので、LINEの返信どころではありません。
彼女からLINEが来ていても返信を送る途中で寝落ちしてしまったり、先輩からの雑用を優先して返信を後回しにすることも増えてきます。
「スタンプの1つくらい返信してくれても…」と思うかもしれませんが、彼が大変なときに返事を強要するのは良くありません。
厳しい教育を受けるのは入隊後の半年間だけです。この間は、彼の負担にならないよう連絡頻度には気を付けましょう。
2、記念日や誕生日にこだわり過ぎない
誕生日やバレンタイン・クリスマスと言った記念日も、入隊後は絶対に会えるとは限りません。訓練や警衛など、土日であっても仕事の都合で会えなくなることは多々あります。
記念日や誕生日に会ってくれなかったからと言って、蔑ろにされていると思い込まないように気を付けましょう。別の日に改めてお祝いしてくれるようお願いして、その時の時間を大切に過ごすようにしましょう。
逆に、彼の誕生日に会えなくてお祝いできないのが残念と言う場合は、駐屯地へプレゼントを送る方法もあります。プレゼントは直接手渡しが一番かもしれませんが、サプライズでプレゼントを贈るのも彼は喜ぶかもしれませんね。
3、愚痴や浮気の疑いを言わない
彼とは会えない、連絡もとれない…、もしかして浮気してるんじゃ?これじゃぁ付き合ってるのか分からない。 彼が入隊するとそんな不安が次々と湧いてくると思います。
でも、だからといって彼に愚痴をぶつけるのは、破局に繋がりかねないので控えた方が良いかもしれません。
入隊から最初の半年間は肉体的にも精神的にも特に厳しい時期です。自分のことで手一杯な人も多いです。
そんなときに彼女から愚痴や浮気の疑念をぶつけられると「俺だって一生懸命がんばってる!」と怒られて喧嘩に発展するかもしれません。
せめて最初の3か月間は我慢して、GWやお盆休みなどの長期休暇のときに不安を伝えるようにしましょう。
4、SNSに彼の仕事内容を投稿しない
Twitterやインスタグラム、入隊前から彼との幸せな投稿をしてきた思い出替わりのSNS。これも自衛官彼女になったら注意が必要です。
特に彼が演習予定を教えてくれたときは、そのままSNSに内容を投稿してはいけません。演習日程は自衛隊の機密情報です。本来であれば自衛官本人の家族にも伝えてはいけない決まりになっています。
彼が貴方を不安にさせないように、演習日程を教えてくれるかもしれませんが「彼が〇日から〇日まで演習で連絡がとれない、寂しい」といった投稿はしないように注意しましょう。
5、喧嘩したらスグに仲直りすること
入隊後は気持ちのすれ違いから、ちょっとしたことがきっかけで喧嘩をすることもあるかもしれません。そんなときは、なるべく早めに仲直りするようにしましょう。
会いたい、連絡を取りたいと思っても、それが満足にできないのが自衛官です。喧嘩したまま演習にいって、1週間音信不通になったりでもしたら…。そう考えると謝るタイミングも逃してしまいますし、最悪な場合は自然消滅になってしまうこともあります。
喧嘩をしてしまった時は、連絡がつくうちに早めに話し合うようにしたほうが良いですね。
まとめ
自衛隊に彼氏が入隊したら、どんな付き合い方になるのかご紹介してきました。
自衛隊に入隊すると最初の半年間はお互いに我慢の連続です。
教育が終わり部隊に正式配置されるようになると、会える回数も増えるし、連絡もとりやすくなります。
それまでに気持ちのすれ違いで喧嘩別れにならないよう、教育中の自衛官の恋愛事情などをよく勉強しておくのもいいですね。